古本屋の始めかた:神奈川古書組合より

カテゴリ: 新人古本屋の開業アドバイス

 こんにちは。メディアリユースです。

小さいですが、某商店街の店舗とネットショップの両方を運営しています。 最近はネットショップが多いですが、中には店を持って運営したい方もいるかと思いますので、不動産を探す方法について書きたいと思います。 まず認識しておくべきなのは、どこでも駅近で人通りが多い場所の店舗はネットに掲載される前にどこかで決まってしまいます。 この理由としては、人通りの多い所謂「良い立地」の店舗は常に空きがないかどうかいろんな業態の大手企業が探しており、「店舗開発部」なる方々がそうした物件の大家に普段から接触している場合がほとんどです。大家が接触できなければ大家からそうした店舗の賃貸を預かっている不動産屋に足繁く通ってます。 有名なコーヒーチェーンを開業し、国会議員になった方などは、その1店舗目を銀座に開業する際には、自分が見込んだ店舗の前の喫茶店に何日も陣取って、大家らしき老人が散歩するのを見つけて直接交渉し、ついに銀座の歌舞伎座の近くの一等地に店舗を借りたとその書籍にかいてあります。それくらい「良い立地」の店舗は借りるのが難しいということです。  では他にはどんな方法があるでしょうか? 催事という方法もありますが、これは組合の諸先輩方にお聞きした方が良いでしょう。新規開拓として、量販店、スーパーの一角を貸し出して、売上の一定割合を店舗に渡すことを条件に1日いくら、で場所を借りることができる場合もあります。駅前商店街、駅の改札そばなんかもありますね。 例えばドンキホーテなんかは、飲食店に関してはかなりアグレッシブに場所貸しをやっていて、割と新参者で未経験者でもやらせてくれたりするようです。クレープ屋、たこ焼き、アクセサリー売りなんかは、ドンキの系列店含め いろんな場所で催事の場所貸しをやってるようです。 今まで僕個人は古本屋は見たことありませんが、試しに開業できないか聞きにいってみては如何でしょうか?

山本 雅輝

メディアリユース

http://mediareuse.miyabim.jp/

こんにちは!ねこまんま堂(相模支部)です。
すっかりご無沙汰しておりました~
 
今回は、ネット販売では欠かせない送料のお話です。
 
ネットで書籍を販売するとなると、毎日毎日、多数の発送を行うことになり、
割と単価の安い商品を販売していれば尚更のこと、ものすごい数となります。
かくいう私は、特にジャンルを選ばず「何でも売る!」の精神でやっていますので、
相当な数の発送業務をこなす日々。。
 
そこで、疎かにできないのが「送料」
お客様に送料をご負担いただく場合は、その差額、
送料込みで販売する場合は、いかに安く送るか。
それが、商品代金にプラスされる利益となるわけです。
(もちろん、確実に商品が届くという信頼が一番なのは言うまでもありません。)
 
かといって、高い送料をお客様に請求するのはご法度。
お客様の方でも送料の「相場」というものを良くご存じで、当然のことながら
ネットで購入しようという方は、同じものならば、なるべく安い送料の商品を
選択するものです。
 
ここで私が心がけていることは、お客様には相場よりも安い送料で提供し、
かつ、こちらにも利益を生む送料の設定。
これが、理想的だと思っています。
 
もうだいぶ前のことになりますが、私は某宅配便業者のメール便を
利用していました。
送料の値引きもあり、信頼のある会社ということで、長年のお付き合いでしたが、
数年前、配達のトラブルが続き、その時の対応も満足いくものではありませんでした。
 
ちょうどその頃、メール便では発送できない商品を、毎日近くの郵便局まで
出しに行っていたのですが、すっかり顔なじみになった局の所長さんに
「毎日これだけ発送されるのなら・・」と、お声をかけて頂きました。
 
そして、「特約ゆうメール」等 (送料の割引・毎日の集荷・料金後納) の
契約をさせて頂いたのです。
 
内容や料金等は、こちらのHP(郵便局)を参考になさってください。
 
最初は、利用していたメール便の送料より若干安い金額の設定からスタートし、
それから毎年、年間の発送実績を元に交渉を重ね、営業努力を続けてきました。
消費税増税の際にも、特約部分に関しては、ネットで掲載している送料を
変更しなくても良い程度の幅がありましたので、かなりの事務処理が
軽減されました。
 
ひとつひとつの送料の差額は、大した金額ではありません。
けれど、塵も積もれば山となる!
送料が安ければ、商品も売りやすい。
細かく稼ぎ、全体の売り上げアップに貢献するのが、送料の設定だと思います。

前回の書き込みから2か月ちょっと経ちました。

日々古本販売に格闘しながら、何とか新しい年を迎えた新人古書店、

神奈川古書組合 相模支部の香博堂オンラインです。

新人の古書店ですので、これから独立されて古書店を開業してみようと考えられている皆様の役に立つ話かどうかは何とも言えませんが、私が古書店を営業するにあたり、心がけていることを書かせていただきます。あくまで私の場合ですよ・・・・・。

 

「単利をとるか、複利をとるか。」

これは、どちらが正解という話ではありません。

仮に5百円で仕入した本があるとします。

古本屋の経験としては、3000円の値付けをしたら1か月後には売れてしまう商品。

利益は1か月で2500円。

同程度の物が10冊売れたとすると、1か月の利益は25000円。

初期投資は5000円。

これが単利の販売方法。

一方複利での販売の場合、

1か月で売れる商品を5日で売るために価格を下げて販売します。

単利と同じく500円で仕入れた商品を1500円で販売。

利益は5日で1000円。

売上金1500円を元手に500円の本を3冊仕入。

10日目の売り上げは4500円。

売上金4500円を元手に500円の本を9冊仕入。

15日目の売り上げは13500円。

売上金13500円を元手に500円の本を27冊仕入。

20日目の売り上げは45000円。利益は31500円

初期投資は500円

 

となり、20日間で売り上げ、利益とも単利をこえることになります。

しかし売り上げ冊数は単利10冊に対して複利40冊。

複利の場合、単利の4倍以上の仕事量をこなさなければ、単利をこえることはできないという事になります。

「そんなに簡単にいくわけないじゃね~か!」という声が聞こえてきそうですが、理論上の話です。

極端ではありますが基本的に考え方は間違いではありません。

 

 

古本屋の場合は、この単利と複利の比率を店主それぞれが考えて商売をしています。

「自分の決めた値段で、売れるまで頑張る。」タイプの古本屋は、単利を求めるタイプであり、「在庫を極力持たずに、仕入れたものはできるだけ早く売ってしまう。」タイプの古本屋は、複利を求めるタイプの古本屋と言えるでしょう。

 

それぞれのタイプにはデメリットがあります。

単利を求めすぎると、お客様のニーズに合わない本があった場合、在庫が増えすぎてしまい保管の限界量超えてしまいます。

この場合、倉庫などの新たな保管場所を探すことになりますが、保管場所にも限界がありますので、最終的には新たな保管場所を作るために二束三文で在庫を処分してしまうか、販売量と同等の量の仕入をするしかありません。

もともと単利を追う場合販売量が少ないので、仕入れの量も少なくなり、店頭やネット販売時に新鮮味が無くなっていくことになります。これは、売り上げの減少を意味します。

複利を求めすぎた場合、仕入量を確保することが生命線になってきます。

在庫がなくなることは売り上げがなくなることを意味しますので、走り続けなければ売り上げの確保はできません。

また、人の何倍も仕事をしないと、一人前の売り上げを上げることはできません。

 

皆さんが古本屋をやってみようと考えたとき、実店舗でもネット専業でも同じだと思いますが、最初は「自分の得意な分野の本を販売していこう。」と意識されるはずです。

これは、無意識に単利での販売を考えていることになります。

自分のセンスとお客様のニーズがバッチリあっている場合はどんどん売れていくのですが、

お客様のニーズは千差万別ですので、自分のセンスで仕入れたものがどんどん売れていくことはなかなか難しいと思います。

その時に「今よりも在庫量を増やして売り上げを伸ばそう。」と考えることは、新たに単利の品物を増やすことになり、最終的には不良在庫であふれることになるでしょう。

 

“自分のセンス”、古本屋で言うところの“目利き”といいますが、これは経験を積まなければ力はつきません。

かといって売り上げを上げなければ、店を継続していくことはできません。

みなさんがお店を始めるときに、単利と複利のバランスを意識して商売をはじめられた方が、この商売に入りやすいのではないかと思っています。

 

最後になりますが、「じゃ、お前はどういう比率で仕事をしてるんだ。」と思われている方にお答えします。

私の場合は、1:9の割合で、複利での販売をおこなっています。

この比率にした理由は、資金力がありませんので、極力倉庫や店舗などの固定費を使いたくなかったのが理由の一つで、

もう一つが、経験が浅いので、この手法でしか売り上げを上げるすべがないと思ったからです。

当然、仕入量・仕事量を増やさなければ売り上げを確保できませんので、毎日できる限り働いております。

資金力が出来て経験を積んでくれば、この比率を3:7、4:6としていくつもりですが、しばらくはこのまま走り続けるつもりです。

あくまで私の場合ですよ・・・・。

 

ここまでの長文にするつもりはなかったのですが、なんとなく書いていったら結構長くなってしまいました。
スンマッセン・・・。

読み返してみると、12月25日のナインブリックスさんの内容と多少かぶっている様な気がしましたが、やっぱり気にしないことしておきます。
 

次回の内容は・・・・・。わかりません。

香博堂オンライン

開業にあたって考えておいた方がよさそうなあれこれをネチっこく見てみようというこの連載。
第2回は「ビジネスモデル」です。といってもそんなに小難しい話や奥深い話ではないのですが。
さっそく分けてみましょう。

A.薄利多売
とにかく安く、数を売る、というタイプ。利幅を薄くする、もしくは単価の安いものを売る、のいずれかです。これにはさらに二つあって、
1.大量の在庫を抱えて多く売る
→これにはまず大量の在庫を手に入れる、それを保管する場所を確保する、出荷や販売の人員を確保する、それらにかかるコストで沈まない資金力、などのハードルがあり、最初からできる人はそうそういないと思います。また各種大手と競合するのでなかなか参入が難しいタイプですね。

2.少量の在庫を高速で売る
→こちらはA1に比べると挑戦しやすいタイプではないでしょうか。早く売れる品を安くとも売り、その資金でまた仕入れて早く売る。そのサイクルを回すことで薄利多売を実現する方向性です。
これなら莫大量を仕入れる必要も、広い保管場所を確保する必要もありません。ただし安くしてもなかなか売れないものというのはあるもので、早く売れるものを見極める目は必要でしょうし、売れ筋商品の知識も欠かせません。
とはいえ常に在庫が少ない状態ですので、仕入れを怠ると途端に売るものがなくなってしまいます。この辺りは組合に入って市場を活用できると、買取だけの場合に比べてずいぶん事情が違ってくる点です。

B.厚利少売
こんな言葉はありませんが、要は利幅を厚くするか、単価の高いものを売るかのいずれかです。とはいえ仮に利幅を厚くできても単価が安いと多売の必要が出てくるので、基本は常識的な利幅で単価高め狙いです。
単純化すると同じ利益率でも100円で1日100冊売れる代わりに、1000円で1日10冊売れることを目標にする方向性ですね。この場合、売れ足の速さよりも単価の高い本を見つける知識の方が比重大きくなると思います。
また個人的な感触でしかないのですが、少なくともネットだと単価高めの本は安めの本ほどのスピードでは売れないので、1冊売れるかどうかの影響が大きくなります。100円100冊で10000円が99冊で9900円でも100円差ですが、1000円10冊だと1冊少ないだけで9000円になってしまいます。
これをさらに極端に、1点の単価が100万円なら100円の本の1000分の1の売れ行きでも同等の売り上げなのですが、1点売れるかどうかで100万円の差が出てくるというのはなかなか難しいものです。(余談ですが超高級車なんかはそうそう頻繁に売れない代わりに1台売れると大きな売り上げが立つタイプですね)


とまあ、分けてみましたが実際にはAとBの組み合わせや中間みたいな形でバランスを保ち、リスク分散していくのが無難でもあり、実際に多いところでしょう。ただ特に最初のうちはこの辺りの方針を立てておくと、主に市場で仕入れる場合にどういったものを狙うか決めていきやすくなるはずです。

ちなみに、利幅が厚く単価の高いものをどんどん仕入れられて飛ぶように売れていく、というのは売り上げからすると理想的なのでしょうが、現実はなかなか厳しいものですね?

>第1回はこちら 

ナインブリックスからは以上です。 


こんにちは。メディアリユースです。今年から古書組合に加入したものですが、自分なりの経験からお話させて頂きます。
うちは元々古本屋の経験は無く、最初はネットオークションなどで自分のものを転売していました。次第にその楽しさから気が付けば、いろんなお店に行き、転売できるものが無いか探しにいくことが多くなりました。今では古物商を取って店舗も借りて、お客様から買取をしてネットで売るお店を経営することになりました。人生わからないものです。ただ、水木しげるさんも言っていましたが、「自分がどうしてもやりたくてしょうがないことをやりなさい」ということは当たっていると思います。夢中になれるので何時間やっても嫌になりません。

さて、僕はお店にお客さんをどう呼ぶか?について書きたいと思います。今までいろいろ試しました。郵便局のポスター貼り、店の看板、ホームページ作製、新聞折り込みチラシ、ポスティング、グーグルのリスティング広告などなどです。以下各広告媒体について自分なりの考えを書きます。


郵便局のポスター貼り― 毎月五千円払えば郵便局のカウンターに貼らせてくれる。順番待ちのお客さんが見てくれるかも(→効果無し。3か月で中止しました)
店の看板― 当たり前ですが、店を出すことは一番の広告かもしれません。「前から店あることは知ってて今回試に来てみた」というお客さん多数います。特に年配の方は実店舗があることで信用して何度も来てくれる人が何人もいます。ネット店舗専業もコスト低く魅力ありますが、今のところは実店舗のメリットが大きいので続ける予定です。
ホームページ作製― 店の顔として今の時代は欠かせません。今のところ300アクセスで1件の買取申し込みです。今後はこのアクセス数を増やすことが目標です。
新聞折り込みチラシ― 1枚あたり印刷3円、配布3円なので1千枚配布すると6千円と割高ですが、原稿作成も手伝ってくれたり、チラシお断りのマンションにも配れたり、とメリットもあります。また、最近若い人は新聞取る人少ないですが、年配で所得の高い人が新聞取ってるので、良いモノを売ってくれます。
ポスティングー 今のところ1枚あたり配布3-4円程度でやってくれます。大手印刷ネット会社に印刷頼めば1枚あたり1.2円でカラー印刷できるので、1枚あたり全て込で5円で配布できます。メリットは住所が番地まで指定できることです。ただし、チラシの内容がインパクト無いと効果ありません。今までいろいろ試してますが、自分ではこれはちょっと変かな?と思った「28kgのマグロを釣った写真と、細かくて読みにくい字が一杯のチラシ」が一番効果あり、毎回0.1%から0.2%の反響率(1万枚配布すると10人から20人の反響)があり、続けて使っています。
グーグルのリスティング広告―広告表示の地域エリア指定可能、単語は選び放題、文章の広告、画像の広告も可能、など選択肢の広さは紙媒体の比ではありません。特に若い世代では古本などを売る際も、スマホなどネットで検索してから行動する人が多く、避けては通れません。最近うちでも  ネット経由のお客さん→30台前後の若いお客さん チラシ経由のお客さん→後期高齢者医療保険対象の方々  と見事に客層が分かれています。

最後に。大手の本中心のネット販売会社A社でも本、CD,DVDオモチャなどいろいろ売っていますが、A社関係の方に聞いたところ、その圧倒的販売力のあるA社でも本のジャンルについては売上、利益ともに毎年右肩下がりだそうです(ちなみにCD売り上げも)。紙の本については趨勢的には電子書籍やダウンロード販売に押されているのかもしれません。知恵を絞って頑張っていきましょう!

山本 雅輝
古本・不用品の処分、回収、出張買取ならメディアリユース [東京(杉並・荻窪)/神奈川(横浜・川崎)]

http://mediareuse.miyabim.jp/

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